第130回「全英オープン」3日目
majar
コリン・モンゴメリーが36ホール終わって首位に立ったメジャーは94年の「全米オープン」以来。その時はプレイオフでアーニー・エルスに敗れ、メジャーを後一歩で逃した。さて、今回は?
3日に猛チャージをかけたのは、昨日「最悪のプレーだった」と落ち込んでいたデイビッド・デュバル。最初の8ホールで3バーディ、バックナインに入っても10番から13番までの4ホールで3バーディと昨日とは別人のような好調なプレーで(65)の6アンダーでフィニッシュした。
同じく最悪のプレーだったとインタビューに答えていたセルヒオ・ガルシアは最終ホールでバーディ、67を出して首位に2打差まで追い上げた。またいまいちベストコンディションでプレーしていないと言っていたアーニー・エルスは9番でボギーを覚悟したピンチを素晴らしいバンカーアウトでそのままカップイン。災い転じてバーディとし3アンダー、不調のはずが(67)という好スコアをマークしている。
一方、2日目に3アンダーまでスコアを伸ばし、期待のかかったタイガーは「ぬか喜び」に終った。1番で長いバーディパットを決めて、4アンダー、続く2番3番はパー。さらに4番でも長いバーディパットを沈めて、5アンダー、首位に2打差と、「来たぞ!タイガー・チャージ」と観ている者を興奮させた。しかし、5番のティーショットを思い切り右に外し、ボギーで勢いが止まる。
6番のバーディで5アンダーに戻ったものの、ここからは下り坂だった。7番のティーショットも右に外し、5打でやっとのグリーンオン。ボギーパットも入らずダブルボギー。13番、14番で訪れたバーディチャンスもパットがカップに嫌われ、最終ホールにはまたしてもティーショットを大きく右に外し、駄目押しといえるような、ボギーで(73)、28位タイへと後退した。
本日のベストショットはグレッグ・オーウェン。4アンダーだったがパー5の11番、3番アイアンで打った240ヤードの距離感が1ミリの狂いもなかったのか、なんと直接カップインでダブルイーグル。そのオーウェンと同組のイェスパー・パーネビックは刺激を受けたのか、12番でもあわやホールインワン。パーネビックはこの12番までに4連続バーディで7アンダーと首位に登りつめたが17番で深いラフにつかまり、ダブルボギー。首位から5アンダーに後退して54ホールを締めた。
ダレン・クラークは5番でバーディ、その後6番、7番は「あとひと転がりでイーグル」という素晴らしいパットを披露して、3連続バーディで7アンダー。後半戦で苦戦を強いられたものの、(69)の5アンダー、首位に1打差を守った。
2日目まで首位を守ったコリン・モンゴメリーは出だしのホールをティーショットミスでグリーンサイドのバンカーに入れたが、ピン数センチにつける見事なバンカーアウトを見せパーセーブ。中盤まで7アンダー首位を守った。しかしトラブル続きの後半戦、バーディチャンスにパットが読み切れなかったり、バンカーにつかまりダブルボギーなど結果、(73)で首位を明渡した。
代って追い上げを見せたのがアレックス・チェイカ、ベルンハルト・ランガー、そしてベテランのイアン・ウーズナム。イアン・ウーズナムは18ホール中一番難易度の高い15番でもバーディを奪い(67)の6アンダー首位タイで3日目を終えた。アレックス・チェイカは9番からの3連続バーディで9アンダーまで進めて一時はリーダーボードのトップに君臨したが、15番から挙がり3ホールを連続ボギーとし、6アンダー。それでも首位タイは守った。
結果、54ホール終了時点で、デイビッド・デュバル、ベルンハルト・ランガー、イアン・ウーズナム、そしてアレックス・チャイカの4名が6アンダーで首位を分け、なんとトップ3打差内の選手が全部で23人、混戦状態での最終日突入となった。