欧州ツアー「ドバイ・デザート・クラシック」最終日
欧州ツアー
期待通り最終日に首位にいたのはアーニー・エルス。
そのエルスと並んで首位にいたのは、アリステア・フォーサイスとデビッド・リンといった、少々[役不足]に思える2人。
これはエルスの今季5勝目確実かと思われたが...。
7番でバーディを奪ったエルス、15アンダーとし単独首位。
このまま独走態勢に入るかと思われていた。
そこに飛び出てきたのが[無名]のロバート・ジャン・ダークソン。
8番でピン手前2メートルにつけるアプローチを披露するなど、猛チャージで前半30の折り返し、エルスに2打差と迫った。
一方のエルスは11番でも得意とも思える、5メートル近くのパットを流し込み、調子は上々に思えた。
しかし[転機]は12番でやってきた。
短めのラフからのアプローチはグリーンを大きく超え、深いラフへ。
トラブルはまだまだ続く。
3打目となったグリーンへのチップショットは大きくショート。
まさかのダブルボギーで14アンダーへと後退してしまう。
一方13番でダークソンは20メートル以上のイーグルパットを決めてしまう!なんといきなりエルスに2打差をつける16アンダーに飛びぬけ、単独首位となった。
しかしエルスがそう簡単に負けるはずがない。
エルスの13番は少々怒りのこもったティーショット。
フェアウェイは外すが、打ち下ろしの追い風の中、420ヤード飛ばしたエルス。
そこから122ヤードをウェッジでグリーンに乗せて、イーグルパットのチャンスを得るが、入らず。
しかしバーディでダークソンの1打差に迫った。
さらに、エルスは15番でグリーンエッジからの10メートル以上のパットを決めて、あっという間にダークセンを捉えてしまう。
並ばれたダークセンは最終18番で賢いプレー。
トラブルから一度レイアップしての3打目、グリーンへのアプローチは完璧に近かった。
ピン横1メートル半につけたアプローチを生かし、バーディパットも決めて大きくガッツポーズ。
土壇場でエルスに1打差のリードをつけた。
エルスは16番でバーディチャンスを得るが、なんとラインに乗ったボールはカップ淵で止まってしまう。
ギャラリーからは悲鳴に似たため息がこぼれた。
そして最終ホール。
グリーン手前に構える池。
ピンは池の淵から5メートル程度のところに切られている。
ショートするわけにいかないという気持ちからか、エルスのアプローチはかなりオーバー。
グリーン外からのピッチショットはさほど寄らず、エルスには厳しい8メートル近くのバーディパットが残ってしまった。
パットには定評のあるエルスだが、今回ばかりは入らず。
大きな番狂わせで、[無名]のダークセンがエルスを下し、欧州PGAツアー初優勝を飾った。