E.エルス、F.カプルスを振り切り今季2勝目! タイガー復調3位
USPGAツアー
ウイニングボールをギャラリーに放り、満面の笑みでホスト役の帝王ジャック・ニクラウス(米)と握手。アーニー・エルス(南ア)が、激しい戦いをしのいで、米ツアー通算14勝目を挙げた。
米ツアーのメモリアル・トーナメント最終日(現地時間6日、オハイオ州コロンバス、ミュアフィールド・ビレッジGC)は、前半からエルス、フレッド・カプルス(米)、タイガー・ウッズ(米)が火花を散らす展開となった。
2打差単独首位でスタートした最終日のエルスだったが、同じ組でプレーする44歳のカプルスが、3番バーディで1打差に迫る。4番でエルスがボギーを叩き通算11アンダーにスコアを落としたスキに、連続バーディのカプルスが通算12アンダーで逆転。だが、エルスは5番を取って再び並ぶ。このころ2組前でプレーするタイガーは、7番でこの日3つ目のバーディーを奪ってやはり通算12アンダー。戦いは三つ巴の様相を見せ始めた。
だが、ここでエルスのエンジンがかかる。7番、8番の連続バーディで一気に通算14アンダー。2ストロークのリードでバックナインに突入した。先を行くタイガーが、この後、足踏みしている間に、最終組の戦いは熾烈さを増していく。10番を取ったエルスが通算15アンダーにすれば、カプルスも11、12番を決めて1打差に迫る。
エルスが13番バーディで再び2打差。この後、エルスはショットが乱れ再三のピンチを迎えるが、ことごとくパットに助けられて後半ノーボギー。大詰めの17、18番ではスーパーショットで連続バーディを奪い、通算18アンダーで、カプルスに4打差をつけて戦いの幕を引いた。
「タフだったけど、その甲斐のある週だった。今日は本当にパターに助けられた。前半はタイガーが、そして1日中フレディー(カプルス)が、プレッシャーをかけてきたけど、そこで大事なパットをいくつも決められた」と振り返るエルス。2週後に控える過去2勝の全米オープンタイトルの大本命に名乗りを上げた。
タイガーは結局、その後スコアを伸ばせず、通算12アンダー止まりで単独3位。「今週はショットがすごく良かったし、いい状態になって、次のステップにきている。首位に並んだのが大きかった」と明るい表情でコースを後にし、全米オープンでの2年ぶりメジャーVに望みをつないだ。
一方、引退が取り沙汰されている64歳のニクラウスは、5バーディ、4ボギーの71で回り、通算7オーバー63位で終了。今後についてはどちらともコメントしなかったが、「もし、今後試合に出ないなら、最後のラウンドでアンダーパーを出したことになる」と胸を張り、笑顔でスタンディング・オベーションに応えていた。
そのほか全米オープン最終予選を控えたジョン・デイリー(米)が通算5アンダー11位タイ、ビジェイ・シン(フィジー)はスコアを伸ばせず、通算1アンダー24位タイに終わった。日本勢は、田中秀道が通算イーブンパー33位タイ、丸山茂樹が通算2オーバー46位タイ、深堀圭一郎が通算4オーバー55位タイ、宮瀬博文は通算15オーバー最下位の75位で4日間を終えている。