「全米オープン」18ホール・プレイオフのダイジェスト
全米オープン
たった数十センチのパーパットを外したばかりに新たに18ホールの戦いを強いられたレティーフ・グーセン、一方で新たに18ホールの希望を与えられたマーク・ブルックス。
第101回「全米オープン」の勝利の女神はどちらに微笑んだのか?
序盤、レティーフ・グーセンはバンカーに掴まりながらも、冴えるリカバリーショットでパーセーブを保った。
マーク・ブルックスは3番でバーディを奪い、一歩リード。
出だしはブルックスに追い風が吹いていた。
グーセンが初バーディを収めたのは6番、185ヤードのパー3。
ティーショットをピン横1メートル半につけバーディ、ブルックスに並んだ。
一方のブルックスは大会4日間はパーセーブできた7番で、2メートル弱のパーパットを外し、一歩後退。
風向きがグーセンに変わる。
明暗を分けた9番、ブルックスは木の根本からの2打目をフェアウェイに運べず、ボギー。
同じホールでグーセンは5メートルのバーディパットを決め、2人の差は3打差にまで広がり、折り返した。
バックナインに入っても女神のご贔屓はグーセンの様子。
ブルックスの10番3打目はピン側に落ちたものの、スピンがかかりすぎグリーンエッジまで戻される。
結果2パットのボギーで2オーバー。同じホールでグーセンは3メートルのきついスライスラインを読み切りバーディで3アンダー、リードは5打差となった。
もう後のないブルックス。
しかしわずかな希望の光が差し込んだ。
17番でグーセンがこの日唯一のアプローチミスで結果8メートルのパーパットを外しボギーとした一方で、ブルックスは7メートルのバーディパットを執念で沈めて3打差にまで詰め寄る。
そして迎えた最終ホール。ブルックスはラフからの2打目、放った4番ウッドは悲しくもバンカーに入りパー。
奇跡を起こせないまま2オーバーで終了。
グーセンには3パットでも優勝という余裕を与えた。
しかしグーセンは登りのパーパットを1メートル半ショート。
一瞬、誰もの脳裏に昨日の悪夢がよぎる。
しかし今度はしっかりカップインさせてボギー、結果レティーフ・グーセンが(70)イーブンパーで初のメジャータイトルを手にした。