祝!デイビッド・デュバル「初メジャー制覇」!!
全英オープン
デイビッド・デュバルが練習場で最終確認をしている間、早いスタートの面々が追い込み作戦を展開していた。
その中で、首位に5打差のタイガーはのっけから、1メートルに満たないパーパットを外し、ボギーでスタート。
その後3アンダーまでスコアを伸ばしたが、12番でグリーンオーバーに返しも大きくオーバーするなど、散々目に遭いトリプルボギー。
結果1アンダーでフィニッシュが精一杯だった。デイビス・ラブⅢは8番、9番で連続バーディ、4アンダーまで伸ばすが優勝戦線には絡まないまま、結果(67)で3アンダー。
大物達が激しい攻防戦を繰り広げる中、静かにそして着々とスコアを伸ばしたのがスウェーデンのニコラス・ファース。
6番のバーディで6アンダー、首位に並び。さらに続く7番でもバーディを取り単独首位を奪った。
一方、最終日を首位タイで始めたイアン・ウーズナムも1番でバーディ。
完璧なスタートを切ったかに思えた。
しかし悲劇は2番のティーグランドで起きた。なんと、練習用のドライバーがキャディバッグに入りっぱなしだった為に、規定の14本ではなく15本のクラブを持ってプレーしたという2打のペナルティを課せられ。
ウーズナムはキャディに「キャディバッグを見るのが仕事なのに、それもできないのか!」と激しくののしり、ドライバーを地面に叩きつけた。
その間、首位のニコラス・ファースは11番でもバーディを奪い、リードを2打に広げた。
そしてついに、最終組デイビッド・デュバルがスタート。
最初の2ホールはパーだったが、3番でバーディ。一方、ダレン・クラークも6番でイーグルを決め、6アンダー首位に2打差と駒を進め、ギャラリーは大歓声を贈った。
代って首位のファースが14番でパーパットを外し、トップ集団に吸収される。
その後ファースは17番、そして18番でも長いバーディパットのチャンスがあったが、ものにできず7アンダーのままホールアウト。
後はデュバルの活躍を見守るだけだった。
そのデュバルは6番でバーディを奪い、一歩のリードを決めると、そのまま着々とスコアを伸ばす。
7番ではイーグルこそ逃したものの、バーディ。
バックナインに入って11番でもバーディ、10アンダー、2位に3打差をつけた。
しかし主役はデュバルだけではなかった。
15本のクラブ事件で意気消沈していたはずのイアン・ウーズナムが11番で20メートルのバーディを決め、さらに13番でも12メートルのバーディをさらい、とうとう7アンダー3打差まで盛り返す。
しかし17番でパーセーブできず攻撃は6アンダー、3位タイで終った。(ウーズナム・メジャー最高順位)
ダレン・クラークも16番で深いラフから完璧とも言えるカップに30センチというアプローチを披露し、デュバルの2打差まで追いついた。
しかし17番でトラブル続き、ボギーパットを外し、6アンダー同じく3位タイでのフィニッシュとなった。
やはり2001年の全英はデュバルのためにあったのだろう。
12番でボギーを叩いても、次ぎの13番でバーディを取り返すなど、安定したプレーを最後まで保ち、最終日を(67)の通算10アンダーで念願の初メジャーを獲得した。
普段からあまり感情を表に出さないデュバルだが、18番フェアウェイをグリーンに向かってあるいた時、ギャラリーにもみくちゃになりながら、サングラスで隠された表情の口元に笑みがこぼれていた。