欧州ツアー「ダンヒルリンクス・チャンピオンシップ」決勝ラウンド
欧州ツアー
悪天候のためサスペンディッドに次ぐサスペンディッドで月曜日にまで延びた「ダンヒルリンクス・チャンピオンシップ」決勝ラウンド。
その決勝ラウンドはポール・マクギンリーと最悪のコースコンディションの中、第3ラウンドだけで9アンダーを稼ぎ出し、セント・アンドリュースのコーススコアを塗り替える(63)を出したポール・ロウリーが14アンダー、首位タイでスタートした。
ポール・マクギンリーは第3ラウンドからの不調を引きずって敢え無くリーダーボードから脱落。
この日(74)を叩いて9位タイへと転落した。
代わってポール・ロウリーを追随したのがアーニー・エルスとデイビッド・ハウエル。アーニー・エルスが前半(34)で15アンダー、またデイビッド・ハウエルも前半(32)で16アンダーと両者、ロウリーを射程圏内に入れた。
さらにバックナインに入って、エルスが13番のバーディで、ハウエルは14番でバーディで2人ともついにロウリーの1打差にまで迫っている中、なんとかリードを広げたいロウリーだが、幾度ものバーディチャンスに見舞われながらものにできない。
14番ではあとひと転がりでカップインというバーディパット逃しがロウリーを苦しめる。
一方、1打差まで詰め寄ったデイビッド・ハウエルは16番でのティーショットミスでボギー、さらに17番でも連続ボギーで戦線離脱。
16番でロウリーはこの日何度目かのバーディチャンスに恵まれるが、再び打ち損じてショート。
その間、アーニー・エルスは17番で「絶壁」のバンカーにはまっていた。
1打では出せず、打ったバンカーショット2打目がピンに直接当たる見事なリカバリー。
なんとかボギーで納めたものの、ロウリーに2打差を許してしまった。しかしその直後、ロウリーが17番での3メートル半下りのパーパットを外しボギー、2人の差は1打差に戻った。
勢いに乗るエルスはさらに最終ホールでプレイオフに持ちこむバーディパットを沈め、ついにロウリーを捉えた。そのロウリーは最終ホール、みごとなティーショットを打ち、残りピンまで81ヤードをサンドウェッジで。
これがショート。段差の激しい2段グリーンの傾斜に負けて、ボールは通称「バレー・オブ・シン(罪の渓谷)」に転がり落ちた。
ロウリーに残された道は、難しい傾斜のきつい登りのバーディパットを沈めるか、外してエルスとのプレイオフに縺れ込むかの2つに1つ。
ロウリーがきちりと打ったパットは傾斜を駆け上がり、完璧なラインを転がってカップに吸い込まれた。
これにはロウリーもその場で嬉しさのあまり小走りダンスを披露。
アテスト室でモニターを見ていたエルスもロウリーの強運に思わず大笑い。
悪天候に阻まれながらもポール・ロウリーが99年の全英オープン以来の優勝を手に入れた。