第131回「全英オープン」3日目

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初日、2日目ととても良い天候のコンディションに見舞われた今年の全英。しかし3日目、ついに「ジ・オープン」らしい悪天候が選手たちを襲った。3日目の朝、まださほど雨も降っておらず、気温も寒すぎなかった時点では多くの上位選手がさらにスコアを伸ばすことを考えていただろう。しかしそれを実行できたのは、スタートがかなり早かった面々のみ。普段はマイナスにはたらく「早朝スタート」がとてもラッキーと感じられるものすごい暴風雨と寒さが選手たちを襲った。特に今日のミアフィールドはタイガーをかなり甚振った。
首位に2打差でスタートしたタイガー、グランドスラム達成のために3日目にチャージをかけたいところだったが、あまりに厳しい天候がそれを阻んだ。出だしのティーショットを右の深いラフにいれたタイガー。いきなりボギースタートとなってしまう。この日タイガーのフェアウェイキープは7ホールのみ。さらにパットでもなかされ前半を(42)と、タイガーらしからぬスコアで折り返し、後半に入っても救いの少ない展開。一時は感情を露わにクラブで地面をたたきつける様子も見られた。やっとのバーディを得たのが17番。結果はこの日だけの10オーバーの(81)となったが、さすがはタイガー、とても紳士的な振る舞いでホールアウトした。この(81)はタイガーがプロになってからの最低スコアを2打も更新するものとなってしまった。
しかし苦しんだのはタイガーだけではない。初日に(64)という見事なスコアを出したコリン・モンゴメリーは3日目その20打オーバーとなる(84)で総崩れしてしまった。一方、首位タイでスタートだった丸山茂樹は出だしのホールでティーショットをミスしながらも素晴らしいアプローチでバーディと出だしは好調。終わってみると2アンダーと同じ悪条件の中で大健闘。またセルヒオ・ガルシアも17番でバーディを稼ぎ出し、同じく2アンダー。午前早めのスタートの「恩恵」を授かったのが2人のジャスティン。同組で回ったジャスティン・ローズとジャスティン・レナード。2人とも(68)の好スコアをマークし、1オーバーのスタートから2アンダーに駒を進めている。
首位は悪天候の中で踏ん張ったアーニー・エルス。3日目を丸山と同じ首位タイの最終組でスタートしたエルス。天候状態はきっと誰よりも悪かった。出だしはボギーが先行し、(40)で折り返したエルスだったが、12番から巻き返し。17メートルのバーディパットを沈め、2アンダーグループの団子状態からいち抜けすると、続く13番でバーディ、14番はボギー、15番はパーとクレイジーなジェットコースターのように上がり下がりの激しいスコアを続ける。16番で190ヤードのティーショットを5番アイアンでピン横1メートルにつけバーディ。さらに17番でも連続バーディを奪い、この日(71)のイーブンパーで2日目までの貯金を守りきっての単独5アンダーで首位に終わった。

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