PGAツアー「エアカナダ選手権」最終日
USPGA
PGAツアー恒例、秋のカナダ遠征の1つ目、「エアカナダ選手権」の最終日に首位に立っていたのは、1989年以来優勝していない40歳のジーン・サワーズ。
実は1996年以来PGAツアーのシード権を失い、いまはBUY.COMツアーが主な戦いの場。
月曜日の時点で「エアカナダ選手権」参戦選手枠に空ができたために急遽出場することになったサワーズだが、なんと2位以下に1打差をつけて首位で最終日を迎えてしまった。
久々の最終組みというプレッシャーの中でサワーズは6連続パーでスタート。
7番では20メートル近いイーグルパットを外したもののバーディを稼ぎ、14アンダーへ。
そのサワーズを追うのがこのところ上り調子のスティーブ・ロウリー。
9番パ-3ではピンに当てるあわやホールインワン。
このバーディでその差を2打に縮める。
さらにロウリーは10番12番でもバーディを奪い、あっという間にサワーズに並んでしまう。
一方のサワーズは12番パー5の3打目、グリーンサイドからのアプローチはボールがピンに当り入らなかったものの、バーディを奪い、首位を取り戻す。
しかしその直後、ロウリーも14番でバーディを奪い、サワーズの独走を許さない。
16番でロウリーがバンカーにつかまり、そのバンカーショットを浅く打ちすぎてトラブル。
グリーンオーバーし、ラフに。
ボギーとしてしまう。
このチャンスを活かしたいサワーズは同じ16番で2メートルのバーディチャンス。
しかしプレッシャーからか打ち損じてしまいショート。
両者の差は1打のままとなる。
そしてロウリーの18番。
後方のティーグランドでサワーズが見守る中、ロウリーは7番アイアンでみごとピン横2メートルのバーディチャンスを作る。
そのとき、多くの脳裏に「インターナショナル」でのロウリーの最終パットが浮かんだ。
立て続きのミラクルショットの末リッチ・ビームの1打差に詰め寄ったロウリーは最後のパットをわずかに左に外してしまい、優勝を逃した。
そして今回は...。
残念なことに今回もわずかに左に外してしまう。
結果、サワーズが15メートル以上の上り下りのバーディパットをピン側1メートル内につけ、万事休す。
13年ぶりの優勝というプレッシャーの中、最後に1メートルのパーパットを落ち着いて沈めたサワーズが逃げ切りで優勝を手に入れた。