第34回ライダーカップ最終日[1]

第34回ライダーカップ最終日[1]


2日目までの16マッチを終えて、8-8の同点となった今回のライダーカップ。
過去に4度、2日目を終えた時点で度運転だったケースがあったがそのすべてで最終的に優勝をさらったのはアメリカだった。
そのアメリカに対し、チームのベストプレーヤーを前半に集め、先にリードを奪うことで選手達の士気を高める作戦をとったのが欧州キャプテンのサム・トーランス。
一方の米国キャプテンはトップ3であるラブⅢ世、ミケルソン、タイガーを最後の3マッチに集めた。
この両キャプテン采配はどちらが優ったのか? まずは1つ目のマッチ。
欧州のベストすでに3.5ポイント獲得しているモンゴメリーとアメリカはスコット・ホークの対決。
出だし1番でいきなり1UPとしたモンティ。
その姿が練習場のオーロラビジョンに映り、続くチームメイトに「俺に続け!」と勢いをつけた。
終わってみればキャリアで最高のパッティングが出来た3日間だったと語るモンティの言うとおり、ホークはほとんど見せ場のないまま。
モンティ4UPの14番で勝敗を決めるパットを打った後、カップに入ることを確認する前にガッツポーズするほどの圧倒的な強さで5&4。
まずは欧州に1点勝ち取った。
このモンティの勢いに後押しされ続いたのがパドレイグ・ハリントン。
この3日間でひとつもバーディが出せない状態だったマーク・カルカベッキア相手にハリントンは絶好調。
長いパットをスコンスコン入れ、9番では20メートル近くののパットを強気で打ち切りボールがカップ内側で跳ねて入るミラクル。
折り返しの時にすでに4UPとしていた。
結局18番ホールにたどり着くこともなく、14番パー3(193ヤード)でハリントンがピン横1メートル半につけバーディ。
こちらも5&4でアメリカをシャットアウトしてしまった。
さらに今回でライダーカップ10回目のベルンハルト・ランガーもみごとな勝利。
不調と言われつづけているハル・サットン相手とはいえ、こちらも4&3で早々と勝負を決めてしまったのだ。
しかしこの欧州の勢いにストップをかけたのがデイビッド・トムズ。
2日目までに3ポイントと波に乗るセルヒオ・ガルシア相手に出だしは苦戦するものの、10番のバーディから流れを変える。
11番のバーディでオールスクエアにまで戻したトムズ。
ガルシアはパットがラインに乗るもののほんのわずかショートするパターンが続き、なんとトムズ1UPで最終18番。
せめて「引き分け」の望みをかけて賭けに出たガルシアのショットは大きく左に曲がり池ポチャ。
結果トムズが1点をアメリカに戻した。
互角な戦いを見せて沸かせたのがダレン・クラークとデイビッド・デュバルの組。
クラークはピンから3メートル半に6度もつけながらパットがカップに嫌われチャンスを生かしきれない。
やっとモノにした17番でのロングパットも、デュバルにも入れ替えされて両者オールスクエアのまま18番へ。
2人ともグリーンを捉えられなかったが、グリーン奥のひどいライからダウンヒルのグリーンに向けて打ったクラークのチッピングはピン側1メートル内に止まりコンシード。
一方のデュバルは不調不調と言われながらも淡々と安定したプレーを維持し、このクラークのチャンスにもパーセーブで応えた。
このマッチもオールスクエアで0.5ポイントずつ。
最終日6マッチ目でスタートしたトーマス・ビヨーンとスチュアート・シンク組の結果がまたも流れを欧州に戻した。
14番を迎えた時点でシンクは2DOWNとピンチ。
残りホールが少ないことからどこかでひっくり返すきっかけを作りたかったシンクはこのパー3(193ヤード)をピン横1メートル半につけバーディ。
1DOWNに戻す。
しかし続く15番、同じく1メートル半のパーパットを入れなければホールを引き分けられないというシチュエーションでボールがカップに嫌われ再び2DOWN。
16番でビヨーンが長いパーパットを残してしまい、決められず1UPに落ちたものの、マッチは最終18番ホールにたどり着く前に17番シンクがパーセーブできず、結果1&2でビヨーンの勝ち。
この時点で欧州が12.5点、アメリカが9.5点と欧州の優勝まであと2ポイントとなっていた。

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