欧州ツアー「ハイネケン・クラシック」最終日
欧州ツアー
最終日を2位以下に8打差をつけて迎えたアーニー・エルス。
誰もがエルスの「楽勝」を予想していた。
しかし最終日は手に汗握るハラハラするドラマが待ち受けていた。
出だしボギー、バーディ、ボギーと出入りの激しいゴルフでスタートしたエルス。
4番パー4で悪夢が待ち受けていた。
2打目をグリーン奥のバンカーに入れてしまったエルス。
いつもならスーパーショットでピンに絡ませてくるバンカーショットがなんとグリーンをオーバーするミスショット。
さらに4打目、エルスのアプローチショットはかなりショート。
グリーンの傾斜に負け、なんと足元まで転がり落ちてきてしまった。
ただ自分の足元に戻ってくるボールを呆然と見るしかないエルス。
結果はトリプルボギー、リードは4打に半減してしまった。
そのエルスと最終組で周るアダム・スコットは5番パー4で長い5メートル級のバーディパットを沈め3打差に。
一方のエルスは7番でもまたボギーを叩いてしまい、9番パー5でもバンカー越えとなった深いラフからのアプローチでショートしバンカーへ。
このミスからボギー。
その同じ9番でアダム・スコットがバーディを奪ったため、ハーフ終了時にエルスの8打差という貯金はゼロになってしまった。
前半ハーフを42で折り返したエルス。
初日に同じハーフで29をマークした人物とは思えない不調ぶりにギャラリーからも信じられないといったため息が漏れる。
しかしバックナインに入り、エルスは10番でバーディ。
12番パー4では2打目をピン手前1メートル半につけバーディを奪い、再び首位に浮上した。
やっとエンジンのかかったエルスは13番でもバーディを奪い、続く14番ではピン横1メートルにつけ3連続バーディ、20アンダーとした。
しかしアダム・スコットも粘りをみせる。
14番ではアダム・スコットもバーディを奪い、2打差をキープ。
さらに17番では長い10メートル級のバーディパットをねじ込み、最終ホールを残して1打差に迫った。
アダムの好攻撃にただ笑うしかないエルス。
最終18番を先にパーでホールアウトしたエルスが見守る中、プレイオフをかけてアダムに5メートル級のバーディチャンス。
わずかにショートしてしまったアダムのパット。
この時点でエルスの3連覇が決まった。
(欧州PGAツアーでは歴代5人目の快挙。
イアン・ウーズナム:モンテカルロ・オープン90-92年、ニック・ファルド:ニッサン・アイリッシュ・オープン91-93年、コリン・モンゴメリー:ボルボPGA選手権98-2000年、タイガー・ウッズ:WGC・NEC招待99年ー01年)
◇最終結果
■優勝(-20)
アーニー・エルス(74)
■2位(-19)
アダム・スコット(67)
■3位(-15)
ピーター・ファウラー(70)
■4位(-14)
ピーター・ハンソン(71)
◇注目の選手
■13位タイ(-10)
イアン・ポールター(69)
■16位タイ(-8)
スチュアート・アップルビー(70)
■24位タイ(-6)
トレバー・イメルマン(69)
■39位タイ(-4)
ニック・ファルド(73)
■68位タイ(E)
グレッグ・ノーマン(75)