タイガー単独インタビュー
プロゴルファー
Q.「ストレート・スラム」だけでなく、過去6メジャー中5勝という、これまた誰も成し遂げていない記録を若干25歳でやってのけてしまったタイガー、マスターズ優勝後はいったいどんな気持ちだったのだろうか?
A.「もちろん嬉しかった。それと安堵した。長いそして厳しい戦いが終わったんだからね。ショット・バイ・ショットの激しい攻防戦を同組のフィル・ミケルソン、そして先に行くデイビッド・デュバルと繰り広げなければならなかったんだ。それはもう緊迫した状況だったよ。それにコースコンディションも風が四方から吹いてきて、何も予測できない状況だったし、その中で狙いを定め、打ち込んで行かなければならなかったんだ。本当に長い一日に感じたよ。18番で感極まって目頭が熱くなったけど、その後ミケルソンのホールアウトに握手しにいかなきゃと思ってこらえた。一緒に戦った相手を讃えるのに泣いていたんじゃ失礼だからね。ちゃんとチャンピオンらしく、紳士らしくしようと努めたんだ。父にはゴルフに必要なことのほとんどを教わった。母には僕の<僕らしさ>をもらったと思う。彼女は自分を信じることを教えてくれたし、僕は性格的に母にそっくりなんだよ。」
Q.4大メジャーを制覇したわけだが、それぞれどんな印象があるのか、どれが一番困難だったか?
A.「マスターズはとにかく特別だね。芝の厳しさは他と比較できない程だし。風が四方八方から攻めてくる、ちょっとした小さなミスでも命取りになる。全米オープンはとにかくフェアウェイを外すなって感じ、全英オープンの敵はとにかく風、新しいショットを生み出して対抗しなくてはならない。そして全米プロはどのコースで開催されるかでぜんぜん違うよ。」
Q.「ストレート・スラム」という未だかつて誰も成し遂げられなかった偉業を達成したという実感は湧いているのか?
A.「頭ではすごいことだなぁって思っているけど、まだ実感は湧かないね。97年にマスターズを優勝した時も、まだプロに成り立てで、プロ初メジャーだったこともあって、自分がどんなに凄いことをやったのか数年後まで分かっていなかった。たぶん、今回はもっとちゃんと受け止めているので、実感とそのタイトル保持者としての責任の重さを背負えると思うよ。」