セントアンドリュースで静かに引退したB.ダニエル

USLPGAツアー


 殿堂入り選手のべス・ダニエル(米)が、静かに引退。米女子ツアーで最後の試合となったのは、2007年聖地セントアンドリュース・オールドコースで初めて行われた全英リコー女子オープンだった。

 29年間のキャリアでメジャー1勝、通算33勝の実績を持つダニエルは、かつて一度、引退を表明したことがあった。だが、その年にまさかの復活優勝。一転して、現役を続けていた。しかし、今季に入って出場試合はたったの5試合。予選落ちは1回しかなかったが、もはや優勝争いのできる状態ではなかった。

 そのため、聖地でのプレーを最後に引退を決意。だが、ダニエルらしく、それは心に秘めたもののはずだった。ところが、最終ラウンド最終ホールで、スウィルカン・ブリッジを渡る姿が、カメラに出迎えられた。

 グリーン上にはテレビのコメンテーターを務めるジュディ・ランキンや、すでにホールアウトしていた親友、メグ・マローン(米)までがダニエルを待っていた。さらに、前の組でプレーし、スコアカード提出直後のジュリー・インクスター(米)、ステファニー・ローデン(米)たちの姿もあった。

「みんなが私を見守っていてくれてとても感動した」と振り返り、優しい目をしたダニエル。プロ転向直後には、その長身を生かしたスイングが『女性でありながら男性のスイング』と評されたツアーの顔が、またひとり静かに表舞台を去った。

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