08年米女子ツアー、世代交代さらに進む

USLPGAツアー


 昨今米女子ツアーには大きな世代交代が押し寄せている。

 アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が引退し、カリー・ウェブ(豪)がかつての輝きを失った今、主役に躍り出たのはメキシコが生んだヒロイン、ロレーナ・オチョアだ。08年の賞金女王レースは彼女を軸に繰り広げられた。

 開幕戦のSBSオープン at タートルベイで高らかに復活をアピールし優勝を飾ったアニカが、序盤のごくわずかの時期ランクトップを走り、ポーラ・クリーマー(米)が追う展開が続いたが、HSBC女子チャンピオンズにオチョアが登場し、初戦でいきなりアニカに11打差をつけ圧勝してからは独壇場。前半の9試合でメジャー1勝(クラフト・ナビスコ選手権)を含む6勝(08年7勝)を挙げ、賞金女王の座はほぼ確定の状況となった。

 しかし米女子ツアーの場合、最終戦のADT選手権の優勝賞金が破格の100万ドル(約9,200万円)のため、最後まで他のプレーヤーにも女王のチャンスは残されていた。そして迎えた最終戦。アメリカ人としては93年のベッツィ・キング以来、15年ぶりの賞金女王を狙えるポジションに居たのがクリーマーだった。しかし突如襲われた腹痛のため本領を発揮できずに優勝はお預け。オチョアの3年連続3度目の賞金女王が確定し、クリーマーは2位にとどまった。

 躍進したのはルーキーのヤニ・ツェン(台)。ジュニア時代から将来を嘱望された逸材は、メジャーのマクドナルドLPGA選手権で最年少優勝を飾った他、2位に5回入り、賞金ランク3位に食い込んだ。また4位にアニカ、さらに5位にはシーズン2勝で復活を遂げた40代のヘレン・アルフレッドソン(スウェーデン)とバラエティ豊かな面々が上位を賑わした。

 09年の賞金女王レースに関しては、前年同様オチョアを中心に展開することは間違いなさそうだ。

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