第131回「全英オープン」最終日

全英オープン


最終日を2位以下に2打差の首位で迎えたアーニー・エルス。
過去に2度の2位、昨年は3位で終わるなど、優勝に限りなく近づいては逃してきていた。
しかし今回は一番「怖い存在」のタイガーが3日目の(81)で優勝争いから遠のいたために、エルスにとっては大きなチャンス。
そのチャンスを生かせるのだろうか?
スタート時間よりも3時間も早くコース入りしたエルス。
試合の動きを見ながらヤキモキしていたに違いない。
というのも、午前スタートのゲイリー・エヴァンスが猛チャージ。
10番までに8バーディと神懸りなプレーを続出。
得に10番では20メートル以上のバーディパットをグリーンエッジからねじ込んだ。
このエヴァンスの勢いは留まることなく、エルスがスタートした時点では6アンダーの単独首位にいた。
一方のエルスは緊張からか、1番のティーショットを大きく右にはずし、出だしボギー。
しかしこの頃からエヴァンスに異変。
優勝を意識し出したというエヴァンスは17番でティーショットをラフに打ち込みそうになりながらラッキーなバウンスでフェアウェイキープしつつ、2打目をまるでシャンクしたかのように大きく左の深いラフにつっこんだ。
このラフに入ったボールを大勢のギャラリーも手伝いながら探すが結果はロストボール。
しかし4打目でかろうじてグリーン奥に乗せたボールを執念でパーセーブ。
これもまた15メートル近くあった長いパットだっただけに、決まった瞬間まるでタイガーのようなガッツポーズにギャラリーが総立ちで大歓声。
一緒に回っていたスコット・バープランクも思わずハイファイブを交わす。
しかし18番でさらなるトラブル。
ティーショットを右のギャラリーに突っ込んだ後、2打目はグランドスタンドに打ち込む始末。
しかしドロップゾーンから見事にグリーンオンし、これまたラッキーなことにボギーパットがカップに吸い込まれ、すったもんだのあげくボギーフィニッシュ。
5アンダー、この時点での首位でホールアウトした。
追う形でプレッシャーのかかったエルスは3番でバーディを稼ぎ、5アンダーに戻しつつも、5番ではバーディチャンスも3パットでパー。
伸び悩んでいたが、9番、11番、12番でのバーディで一時は8ンダーでリードを3打に伸ばした。
そのエルスを追いかけようと6アンダーにまで進んだパドレイグ・ハリントンが最終ホールで賭けにでる気合のドライバーを打つが結果はグリーンサイドバンカー。
最後にボギーを叩いてしまい5アンダーでホールアウト。
静か忍び伸び寄ってきたのがトーマス・レベ。
4アンダーのレベは17番でイーグル!感情を露わにしないレベも思わず飛び上がって喜んだ。
また予選会から勝ちあがってきたスティーブ・エルキントンも最終日にブレイク。
17番でのバーディで6アンダーに。
スチュアート・アップルビーも終盤にチャージ。
あがり2ホールの連続バーディでこちらも6アンダーに浮上した。
3人が6アンダーですでにホールアウトして待つ中、13番ではエルスがトラブルに直面。
グリーンサイドの深いバンカーにつかまり、悪いスタンスからのショット。
出すだけで精一杯かと思われたショットはピン側1メートル内につけるスーパープレー。
見事なパーセーブでリードを守った。
しかし14番でボギー。
そして16番ではグリーン奥にオーバーしてしまった返しのアプローチをまたしてもグリーンオーバーで痛恨のダブルボギー。
貯金を一気に使い果たし、なんと5アンダーで1打差で追う立場に。
しかし幾度となく2位に泣いたエルス、今回ばかりはこのチャンスをみすみす他人に譲るわけにはいかない。
執念で17番はバーディ。
さらに18番でも7メートルと長めではあるがバーディチャンスを作る。
入れば待ちうける3者一掃で優勝を決められるバーディパットだったがショート。
これで4者並んでの4ホールプレイオフが決まった。

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