第34回ライダーカップ:練習2日目
ライダーカップ
練習初日はまずコースの下見というのが一番の目的で和やかなムードで行われたが、練習も2日目に入ると本番さながらの緊張感が漂いはじめ、キャプテンたちもペアリングやどの選手に5戦とも戦ってもらうかなど、戦略の「ツメ」の作業が始まっている様子。
■カーチス・ストレンジ
「今日は全員に真剣勝負のオルタネートショットでのマッチプレーをさせたんだ。打ち直しなどは許可しなかった。もちろんパットの練習もさせないで、本番どおりのルールに基づいてプレーしてもらったんだ。」
欧州チームも同じような本番さながらのオルタネートショットでの2日目を行っているが両キャプテンの狙いどおり、本番と同じ緊張感を味わう中でそれぞれがベストの状態を出せていたのだろうか?これまで行われてきた記者会見で多くの選手が最も緊張する大会がこのライダーカップだと語っている。それはチームプレーという自分だけの責任でないという重さがそうさせるのだろう。しかし1年間延期されたことで今現在の調子がイマイチの選手もいる中で、そのプレッシャーはいかなるものなのであろうか?
■ポール・マクギンリー
「通常は12名の選手が選抜されて1ヶ月後にライダーカップが開催される。選抜されるだけ調子の良い選手達は自信も持って参戦できる。しかし今回は違う。選ばれたときは自身満々だった選手たちも1年も時間が経つと状況は違う。一年間は長いからね。僕は今年本当に調子が悪くて、なのにライダーカップのメンバーに選ばれてて。正直本当に悩んだよ、どうしようライダーカップが始まっちゃうよってね。」
こう語るマクギンリーは今シーズン苦戦中。22参戦でトップ10入りは2回だけ。同じく欧州チームのルーキーのひとり、フィリップ・プライスも不調で27参戦でトップ10入りが2回だけ。
■フィリップ・プライス
「調子が悪いときにライダーカップに出るのはつらいね。でも大事なのはここで勝つか負けるかで、僕がスイングで悩んでいるなんてことは誰も関心がないことなんだ。とにかくベストをつくさなければならないんだ。」
キャプテン、サム・トーランスを悩ませているのは不調なルーキーたちだけではない。キャプテン推薦の枠を与えたパーネビックと、不調のウエストウッドたちの方が頭が痛いはず。ウエストウッドに関してはアメリカのゴシップ誌などには「欧州の弱点」とまで言われてしまっている。
■リー・ウエストウッド
「そんな風に書かれているなんてしらなかったし、興味ないね」(と言い切った後に雑誌を放り投げた。)
■イェスパー・パーネビック
「前回のライダーカップでも始まる前に不調だって言われていたけど、良い結果を出せている。その記憶が今回も僕を少しリラックスさせてくれているよ。この大会に関してはそれまでの調子って関係ないんだよ。いろんな感情が駆け巡る大会だからその緊張感を乗り切れるかがすべてなんだよ。」
アメリカ勢にも不安材料となってしまっている選手がいる。01年の全英チャンピオンでありながら、今季は怪我などで不調続きのデュバルがそのひとり。今季20参戦でトップ10入りは1度だけ。そんなデュバルに対して記者団から飛び出すのは「調子の悪さ」を指摘する質問ばかりだった。
■デイビッド・デュバル
「正直言ってその手の質問にはいい加減に疲れた。4日間通じて評価してもらえればそんなに調子は悪いわけでないのに、14回グリーンを捉えているのに、3つだけ打ってしまったミスショットばかりを見て不調だといわれても困るよ。」
1989年の全英チャンピオンで91年以来のライダーカップ入りを決めたマーク・マルカベッキアも調子の悪さが指摘されている。
■マーク・カルカベッキア
「今年はプレーが安定していないことは事実だ。パットも調子が悪かった。でも先週の最終日にやっとパットの調子が戻ってきたから自信を取り戻してきているよ。」