ビジネスマン、ジャック・ニクラウス同行ツアー<パート3>
プロゴルファー
3日間連続でお届けしてる[ビジネスマン]ジャック・ニクラウスの同行取材。偉大なゴルファーである以外に、世界に212ものコースをデザインした「コース設計士」という顔を持つニクラウス。3回目は、テネシー州へのご出張に同行。ニクラウスの新しい事業を祝うイベントマッチで一緒にラウンドしたグラミー賞14回受賞のカントリー・シンガー、ヴィンス・ギルを直撃。
Q.ニクラウスからハンディはいくらもらいました?ビジネスマン、ジャック・ニクラウス同行ツアー<パート3>
■ヴィンス・ギル
「緊張して何度もトイレに行っちゃったよ。ハンディのことなんて考える暇なかったさ。」
■ジャック・ニクラウス
「ヴィンスは良いプレーヤーだよ。良く飛ぶしね。6歳からゴルフをやっているらしいから、キャリアは僕と変わらないよ。」
この顔合わせは、実はテネシー州南部のクリフトンに5つ目のニクラウスコースとして誕生した、ベアース・トレース・アット・ロスクリーク・ランディング。実は、これら5つのコースはニクラウスがテネシー州の依頼で「本格派のコースを安価でプレーさせたい」という願えを叶えたもの。今回のコースは私有地を活用したが、ほかの4つは州立公園内に作ったためプレーフィーがニクラウスコースと言えども驚くほど安い。どのくらい安いかといえば、平日は49ドル、週末は59ドル、また午後3時以降ならいつでも25ドルという具合。
■ジャック・ニクラウス
「テネシー州からリーズナブルな値段でプレーが楽しめる本格派のコースを作ってほしいと頼まれたんだ。我々はコース設計者だからね、しっかりと仕事をさせてもらったよ。」
■ヴィンス・ギル
「素晴らしいことだよ。アベレージ・ゴルファーが一流コースでプレーするチャンスを得られるプロジェクトだ。最高だね。」
■ジャック・ニクラウス
「もちろん、利用者が払うプレーフィーもリーズナブルな価格だけど、テネシー州から僕への仕事の報酬もリーズナブルな値段でということだとも思うけどね(笑)。」
では、5つ目のコースのオープニングを記念して行われたジャックtヴィンス・ギルのラウンドからの一幕。
グリーンエッジからウェッジでチップショトを打とうとしているヴィンス・ギルに向かって、ジャックからの一言。
■ニクラウス
「なんでチップショットを打つの?」
■ヴィンス
「パターよりもカップに寄せられると思うんだけど。」
■ニクラウス
「じゃぁ、自分でできる最高のチップショットを打ってごらん。その後に同じところからパターでも打ってみなさい。パットの方がカップに寄るって僕が保証してみせよう。」
ヴィンスのチップショットはカップを大きくオーバー。パットはカップにしっかり寄った。
■ニクラウス
「僕がツアー1年目の時、同じ台詞をパーマーに言われたんだよ。僕はチップショットの方が好きだったからね。でもパーマーにお前は好きなだけチップショットを打っていればいい。その代わり、俺がずっと優勝カップはさらってやるよってね。」
まさしく偉大なゴルファー、ニクラウスらしいコメント。偉大なゴルファーそして偉大なコース設計家の「ゴルフ界」への貢献はまだまだ続く。