J.パーネビックがライダー・カップ出場を断念

欧州ツアー


 ライダー・カップに過去3回出場したイエスパー・パーネビック(スウェーデン)が、9月に開催される同大会(現地時間17-19日、ミシガン州デトロイト、オークランド・ヒルズCC)出場を早くも断念した。

 理由は、欧州ツアーがルールを改正し、キャプテン推薦も含む出場選手全員に「欧州ツアーのメンバーであること」を課したこと。そのためには、年間11試合の同ツアー出場義務を果たさねばならない。米ツアーを主戦場にしていても、メジャーやWGCシリーズはこれにカウントされるため、これらに出場権があればクリアできる。しかし、昨年不調だったパーネビックは、そのほとんどに今の所出場権がないため、9月までに同ツアーに11試合出場する必要があるのだ。

 だが、これは米ツアーで戦っている以上不可能に近い。「ライダー・カップにはもちろん出たい。けれど、試合に出ても出場権を得られる可能性があるだけなので、そのために自分を壊したくない」と、早くもこれを諦めてしまった。

 ここ10年は米ツアーに専念し5勝を挙げているパーネビックだが、昨年はスランプに陥り、トップ10入りがたったの1回。賞金ランキングも118位とひどい成績に終わっている。それでも前回までなら、実績や直前の調子次第でキャプテン推薦の道が残されていたが、選手を呼び戻したい欧州ツアーの都合で、ルールが変更になったためライダー・カップ出場への道が閉ざされてしまったのが実情だ。

 パーネビックの調子が悪いから、と言ってしまえばそれまでだが、欧州ツアーに専念していない選手に対して道を狭める同ツアーのやり方には、あちこちで非難の声が聞かれる。そして、「ライダーカップは、欧州対米国の戦いであって、ツアー対抗戦ではなかったはずなのに」というリー・ウエストウッド(英)の声に代表されるように、選手たちは首を傾げるばかりだ。

 国境がどんどんなくなり、世界レベルでの戦いが繰り広げられる動きに逆行するような強引なやり方が、欧州ツアーそのものの屋台骨を逆に揺るがしているような気がしてならない。

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