「全米プロ選手権」最終日

全米プロ


やはり優勝争いは最終組でスタートしたデビッド・トムズとフィル・ミケルソンの一騎撃ちとなった。
1番は両者パーだったが、出だしからチャージをかけたのはフィル・ミケルソン。
この3日間よりも湿り気が無くなったため断然早くなってきた芝を良く読んで、2番でバーディ、さらに5番でもバーディを奪い、あっという間にトムズを捉えた。
そして7番パー3で「運命の悪戯」、ミケルソンの完璧とも言えるティーショットはピンに当たりなんとグリーンの外に跳ね飛ばされてしまう。バーディ転じてパー、リードのチャンスを失う。
一方のデビッド・トムズは8番まですべてパー。
安定しつつも昨日までの「爆発」がないと思われていたが、9番での2打目をもう少しでカップインという見事なアイアン捌きでリードを奪い返す。
その同じ9番でミケルソンが痛いミス。ティーショットを大きく右に外し、その後の2打目もショート。ライバルがバーディとしたホールでなんと痛恨のボギー。
2人の差は2打に広がった。
メジャーでのセンセンーショナルな活躍で一躍ギャラリーの人気者になった片山晋呉は、8番でバーディを奪い、12アンダー、首位に食らいつく意地を見せる。
最終日に大躍進を見せたのがマーク・カルカベッキア、パー5の12番で30メートル近くのイーグルパットを沈めて、一気に10アンダー、優勝争いに加わるチャンスを作った。
戦いはついにバックナイン突入。
その最初のホール、ミケルソンがまたしてもミスで危機から転じてなんとかパーとしてのに対し、トムズは1メートルもないパーパットを外してしまう。
12番の片山晋呉は2打目が岩に不運にも当たりピンチ。
しかしグリーン奥からの3打目がもう少しでイーグル。
災い転じてバーディ、首位に1打差の13アンダーまで伸ばした。
片山が救われた12番で再びミケルソンにチャンス。
トムズがまたしても短いパーパットを外し、代わってミケルソンがバーディ、首位タイとした。
しかし13番から2人の勢いは入れ替わる。ト
ムスはショートゲームの冴えを見せ付けるような、ピンまで106ヤードの2打目をピタリとつけてバーディ。
ミケルソンはパーで1歩出遅れる。
続く14番でミケルソンが素晴らしいバンカーからのリカバリーショットでパーセーブとしたが、トムズがバーディを奪い16アンダー、ミケルソンに2打差とリードを広げた。
しかし広げられたら、追いつく。
続く15番でグリーンエッジからのパットはミケルソンの魂が乗り移ったかのようにカップに吸い込まれた。このバーディにはミケルソンも大きくガッツポーズ。
一方のトムスは昨日「エース」とした同じ15番でまさかのボギー。
両者、三度並んだ。
そしてとうとう首位タイのままラスト3ホール。
16番は両者ともグリーンを捉えたが、先にパットしたミケルソンはカップを大きく左に外れ、さらに大きくオーバー、嫌な距離を残した。
トムズは2パットで楽々のパー。
一方のミケルソンは返しのパットをボール1つ分左に外し、大事なところでボギーとなってしまう。
両者パーで17番を終え、1打差のまま迎えた最終ホール。
ミケルソンは2打でグリーンオン、バーディチャンス。
そして3オンしたトムスは3メートル近くのパーパットを残した。ミケルソンの8メートルのバーディパットはラインに乗りまっすぐカップへ。
しかしほんの2転がり足らなかった。
結果、初メジャーの懸かった約4メートルのパーパットを決めたデビッド・トムズが今季最後のメジャー・チャンピオンの座をさらった。

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