「ワトソンVSアーウィン」往年のライバル対決!
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1983年、トム・ワトソンが5度目の「全英オープン」を征したあの戦いで悔しい涙にくれたヘイル・アーウィン。そのリベンジマッチと言えるような熱い戦いが、この週末、シニアPGAツアー「エース・グループ・クラシック」最終日で繰り広げられた。
首位のワトソンを2打差で追いかけていたアーウィン。出だしからチャージをかけたアーウィンは3番、5番でのバーディで一気に首位タイ。一方のワトソンは5番で3メートルのパーパットを外し、敢えなく首位を譲ってしまった。しかし6番7番で連続バーディを奪い勢いに乗るアーウィンは、その勢い余って、9番でグリーンサイドのバンカーショットをグリーンオーバーし逆側のバンカーに入れ、ダブルボギーで14アンダー。
そのチャンスをワトソンは逃さない。10番パー4でみごとなバーディを沈め再び首位タイに浮上。ライバル対決が加熱し始めた。14番でワトソンがバーディを奪い、ついに首位奪還を図れば、16番でアーウィンもバーディを奪い、すぐさま並ぶ。そして勝利の女神の悪戯が17番で起きた。
ワトソンが「賭け」に出た池越えの2打目がわずかに届かず、池に吸い込まれた。このワトソンのボギーを後目にアーウィンはだめ押しのバーディを決めて、最終18番に2打差の貯金を得て望む形となった。
しかしこのライバル戦はそう簡単には終わらない。正確なショットで知られるアーウィンがまさかのティーショットミスでフェアウェイバンカーに掴まると、一方のワトソンには気持ち長め5メートルのバーディチャンス。残念ながらこのバーディは入らず、パーに終わったワトソンだが最後まで攻める姿勢にギャラリーが沸いた。
結果は、30センチのボギーパットをキチリと沈めたアーウィンが19年前の「お返し」を果たす優勝をワトソンからもぎ取った。