「テーラーメイド&アディダスゴルフ」キング社長独占インタビュー
ゴルフ用具
先ごろ新しいR-500シリーズのドライバーを発表したばかりの「テーラーメイド&アディダスゴルフ」。その新シリーズについて、そしてその新クラブを使って全英オープンを征した看板スター、アーニー・エルスについてマーク・キング社長に独占インタビュー。
Q.R-500シリーズ・ドライバーは見える部分と見えない部分に新しいクラブテクノロジーを活用していると聞きましたが?
A.まずわが社はこのR-500シリーズの開発成功を心から喜んでいるんです。なぜならドライバーの新境地を開拓したR-300シリーズにさらに新しい技術を足して、今までにないほどのドライバーを作り出してしまったからです。第一にシャフトとクラブヘッドがどのバリエーションでも完全に統合するマッチングになっていることからどんなレベルのプレーヤーにでもそれぞれの最高の力を引き出せる仕組みになっています(R-510、R-540、R-580の3種類じょヘッドタイプ、ロフト角、シャフトとマッチングの組み合わせは60通り)。クラブヘッドの後ろ側に小さなカートリッジが付いていて、これがシャフトとの結合を完璧なものにチューニングできる仕組みになっています。しかし他にあるさまざまな革新的な技術の中で最も素晴らしいのがクラブフェイスのZONEテクノロジー。クラブヘッドの奥からフェイスに向けて5セントコイン程度からだんだんとボールひとつ分の大きさに広がる高反発エリアを内臓しました。これが高反発スポットからより大きな高反発ゾーンに新化させたR-500シリーズの特長です。
Q.USGAとR&Aによる反発係数(COR)規定において来年から5年間は曖昧な統一が行なわれますが、この点はクラブ開発にどう影響していますか?ちなみにこのR-500シリーズはCOR数値が0.830を超えてますよね?
【反発係数(COR)規定とは?】
2002年5月9日、USGA(米国ゴルフ協会)とR&A(The Royal&Ancient Golf Club of St.Andrews)がクラブヘッドの反発係数(COR)の制限値の統一化を正式に発表。反発係数の最大数値は、これによりトーナメントプロ使用クラブには0.830、一般ゴルファーには0.860の制限が設けらた。(適用は2003年1月)。
A.実はこの500シリーズには2タイプあります。500シリーズは0.830で、R-500は0.86Oなんです。よってUSGAとR&Aによる反発係数(COR)規定がどうなろうとも、我々はすべてのゴルファーを満足させる開発を準備していきます。
Q.ゴルフ業界では一度0.860を許したら、二度と0.83Oには戻らないだろうという見方がありますが?
A.そうですね。多分難しいでしょうし、我々も戻らないことを願っています。いずれにしても、USGAとR&Aが早く統一したルールを作り、プレーヤーもそして開発者たちもそのルールに基づいてより良い商品開発をしていきたいですね。トッププロたちのトーナメント用に0.830を残しておきたいという気持ちもわかりますが、一般ゴルファーにとっては0.860が一番好ましいでしょうから、はやく決めてもらいたいですね。
Q.御社の看板スターが全英オープンを征しました。今エルスに頼まれたら何でも叶えてあげるでしょう?
A.本当だね。実はずっとエルスと連絡を取ろうとしているんだ。そうだこの番組を見ていたら、ぜひ伝えたい。優勝おめでとう、僕は現地でちゃんと見ていたよ。君にとっても君の家族にとってもそして「テーラーメイド&アディダスゴルフ」にとっても素晴らしい快挙だ。この素晴らしい出来事に参加させてもらえて本当に嬉しいよ。でも個人的に会社を離れて、ひとりのゴルフファンとして素晴らしいエルスの戦いに感動させられたよ。
Q.ところで、エルスの活躍など「テーラーメイド&アディダスゴルフ」にとって所属選手たちがブランド名を担いでプレーする様はどのくらい収益に貢献しているのですか?
A.正直、誰も分からないだろうね。マーケティングなどもしているけど、選手がうちの名前の入ったキャップをかぶっていたからクラブが売れたという確信付けるデータなんてありはしない。しかしたとえば全英オープンの4日間、エルスの須晴らしプレーを見て、その度にうちのロゴがキャップやキャディバッグにある。これは世界中のメーカーもやっていることだから多分影響力があるんだろうけど、たとえ購買につながらなくても最大の広告であることには違いない。だから今後も我々は選手たちを応援し続けていくよ。