テーラーメイド、2027年は新ドライバーなど発売せず 2年サイクル化へ

ゴルフ用具


 テーラーメイドから2027年モデルのメタル系クラブ(ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド)は発売されないようだ。

 今年発売された「Qi4D」シリーズを継続販売し、今後は2年サイクルで展開していくという。15日、米ゴルフダイジェストなどが報じた。

 Qi10、Qi35、Qi4Dシリーズなど毎年新しいウッドが登場するのが当たり前だったが、近年は状況が大きく変化している。

 クラブ性能がルール上限に近づく中で、毎年劇的な進化を実現することは難しくなっている。また、メーカー各社はわずかな性能アップのために、より長い開発期間を必要とするようになった。

 テーラーメイドのブライアン・バゼル副社長は、フィッティング文化の定着や価格上昇によって、ゴルファーの買い替えサイクルが長期化していると説明。「ゴルファーはクラブに愛着を持ち、以前よりも長く使う傾向にあるし、毎年大きな性能の違いを示すのは現実的ではなくなっている」とも語った。

 調査会社のゴルフ・データテックによれば、ドライバーの平均使用期間は現在約5年。2012年時点の約3年半から大きく伸びている。高額化が進む中、ユーザーが簡単には買い替えなくなっている現状が浮き彫りとなった。

 また、今回の決断の背景には「Qi4D」シリーズの成功もある。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、コリン・モリカワ(米)、ネリー・コルダ(米)らトップ選手が使用し、市場でも高い販売実績を記録。ツアープロ、アマチュア双方から強い支持を得ている。

 今回の決定は、ゴルフ業界全体にも影響を与える可能性がある。すでにタイトリストやピンは2年サイクルを基本としており、テーラーメイドもその流れに加わる形だ。一方、現時点で毎年新シリーズを投入しているのはキャロウェイやコブラなど一部メーカーに限られる。

 ゴルフクラブ市場はコロナ禍による特需を経て成長を続けてきたが、2026年はやや減速傾向も見え始めている。そうした中、各メーカーは“毎年新作を投入する時代”から“長く使える高性能モデルを育てる時代”へと戦略転換を進めていくことになりそうだ。

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