マスターズ初Vを亡き祖父に捧げたP.ミケルソン
USPGAツアー
マスターズで、プロとしてメジャー43試合目にしてようやく手に入れた初優勝に歓喜したフィル・ミケルソン(米)。エイミー夫人、そして3人の子供たちと抱き合って喜んだ姿は印象的だったが、他にもミケルソンを支えた家族がいた。
孫のミケルソンの活躍を楽しみにしていた祖父は、ミケルソンがツアー優勝を重ねる度、その大会のピンフラッグを壁に飾りコレクションにしていた。一昨年までに21枚。だが、昨年は1勝もできず念願のメジャーも勝てなかった。
メジャーで惜しいところまで行きながら勝てない孫に、彼は言った。「もう普通の試合のフラッグはいいから、メジャーのだけ持っておいで」と。冗談交じりの励ましの真意は分からない。だが、これが効いた。
残念ながら、今年1月、祖父は97年の生涯を閉じたが、それから迎えた最初のメジャーで、ミケルソンは見事に悲願を達成。勝利の瞬間のジャンプは、天国の祖父に届いたに違いない。直後の誇らしげなグリーンジャケット姿と一緒に。