アニカが連覇、山口は健闘23位
USLPGAツアー
最終日36ホールのサバイバルを切り抜け、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、メジャー7勝目を飾った。
悪天候で2日目のプレーが行えず順延となり、現地時間13日に決勝ラウンド36ホールが行われたマクドナルドLPGA選手権(デラウェア州ウェルミントン、デュポンCC)は、第3ラウンドで64を叩き出したアニカが、6打差単独首位に立ち、最終ラウンドに突入した。
そして最終ラウンドでも好調は続き、8番を終わって通算14アンダー。2位に7打差をつけ楽勝ムードが漂い、周囲の興味はメジャーレコードとなる通算16アンダーに届くかどうかに絞られかけていた。
ところが、直後の9番で事態は急変。パー5の第3打で奥のピンを狙ったアニカのショットは、深いラフに沈んだ。残ったのは下りの難しいアプローチ。“感じ”を出しすぎたこのショットはラフを脱出できず、次の5打目で1.8メートルに乗せたものの入らず、ダブルボギー。ここでアニカの歯車が狂った。続く10番でも4番ウッドのティーショットを右のラフに入れ、パーオンできずにボギー。11番もボギーを叩いて、スコアを落とし残り7ホールで差はわずかに2つに縮まってしまった。
しかし、ここからが女王の貫禄だ。次の12番の第2打も13メートルと寄らなかったが、アニカはこれを放り込むと、両手を天高く突き上げてガッツポーズ。大きく息をつくと、右手を胸に当て、まるでウィニングパットを沈めたかのようなリアクションを見せた。
この後、14番でもバーディを奪うと、16番ではグリーンが見えないところからバーディを取ってくるドラマティックなプレーを見せて他を寄せ付けず、通算13アンダー。最終ラウンド5アンダーの猛チャージを見せたアン・シ・ヒョン(韓)に3打差をつけて、大会連覇の大仕事を終えた。
「一生、忘れられないラウンドになる。午前中はいいプレーができたんだけど、いくつかの理由でそれがなくなってしまって…。でも勝てて本当によかった」と、心から勝利を喜んだアニカ。メジャー連覇は全米女子オープン(95、96年)、クラフト・ナビスコ選手権(01、02年)に続く3回目。ディフェンディング・チャンピオンとして臨む7月下旬の全英女子オープンでは、4大会連覇の記録を持つミッキー・ライト(米)に並ぶ偉業に挑戦する。
クラフト・ナビスコ選手権に優勝しており、メジャー2勝目に挑んだグレース朴(韓)は、この日3アンダーとまくったが通算8アンダーと力及ばず3位、初日2位タイの山口千春は、最終ラウンド75とスコアを落とし通算1オーバー23位タイに終わったが、自己ベストを更新。今後が楽しみになってきた。