R.グーセンが大会2勝目、P.ミケルソンはメジャー連勝ならず!

USPGAツアー


 平均ストローク78.7と超難コースの姿を露にしたシネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州サザンプトン)で行われた第104回全米オープン最終日(現地時間20日)。長いラフと、ブッシュに近いフェスキュー芝に加えて、日に日に硬くなり、枯れ芝が目立つグリーンが、出場選手を苦しめた。

 そんな中、生き残ったのが前半を終えて通算4アンダーのレティーフ・グーセン(南ア)と通算3アンダーのフィル・ミケルソン(米)。前後の組ながら一騎打ちの展開を見せ、バックナインに突入していった。

 アグレッシブなミケルソンは、12、13、15、16番と4バーディを奪い、この時点で通算4アンダー単独首位。マスターズに続くメジャー連覇の夢にグイッと近づいた。ところが、14番のボギーで一歩後退したグーセンも自分のプレーを崩さない。16番バーディでミケルソンに追いつき、一歩も譲らず、勝負は大詰めを迎えた。

 勝負どころの17番パー3、先を行くミケルソンに落とし穴が待っていた。ティーショットをバンカーに入れたミケルソンは、ここから上80センチにピタリと寄せるナイスリカバリー。応援するニューヨークの大ギャラリーも喝采を送った。だが、このパーパットを1メートルもオーバーさせると、返しも左に外す痛恨のダブルボギー。最終18番でも取り戻せずに、通算2アンダーでグーセンを待った。

 最終組で同郷のアーニー・エルスとラウンドする2001年優勝者のグーセンは、最後まで自分のスタイルを崩さず、落ち着いたプレーを続けた。フェアウェイキープ率36%、パーオン率33%というこの日の数字が示すように、後半に入って再三ピンチを迎えたが、難しい下りのパーパットを沈めた14番に代表されるようなパッティングに助けられ、2打のリードを保って最終18番へ。

 3年前には3.6メートルから3パットして勝利をお預けにし、プレーオフにもつれ込ませた教訓があるだけに「それだけはイヤだと思って」慎重にプレー。カラーから2パットのパーをセーブして、死闘に決着をつけて、ホッと一息つき、喜びに浸った。

 グランドスラムへの第2歩を目前にしながら敗れたミケルソンは「一日中、ベストのプレーを続けたけれど、17番については言葉が見つからない。今日はレティーフ(グーセン)がいいプレーをしたんだよ」と勝者を讃えた。

 日本勢は、丸山茂樹が通算4オーバー4位タイ、田中秀道が通算16オーバー36位タイ。また大会3勝目を狙ったエルスは、この日80を叩いて通算7オーバー9位タイに泣き、2年ぶりのメジャー優勝にかけたタイガー・ウッズ(米)も通算10オーバー17位タイ。見せ場のないまま大会を終え、深刻な状態を露呈した。

(c) 2026 Enetpulse Limited
(c) 2026 Kyodo News Digital Co., Ltd.

[AD]

ゴルフニュース一覧