46歳J.シンドラーが14年ぶりV タイガー1打差3位タイ
USPGAツアー
静かに右手を挙げてその瞬間をかみ締める。「決して希望を捨てずにやってきた」という姿勢がついに実を結び、46歳のベテラン、ジョーイ・シンドラー(米)が、14年ぶりの勝利を手にした瞬間だった。
米男子ツアーのワコビア選手権最終日(現地時間9日、ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC)、3打差5位タイでスタートしたシンドラーは、終盤の15番から3連続バーディの猛チャージで初優勝を狙うアーロン・オバーホルザー(米)に追いついた。
一方のオバーホルザーは、未勝利ならではのドタバタしたプレーを展開。15番イーグルで通算13アンダーにした後、16、17番で連続ボギー。それでも、ティーショットを左の林に打ち込む大ピンチに陥った18番をパーセーブして、プレーオフに持ち込んだ。
18番で行われたプレーオフ1ホール目で、シンドラーが右手前3.5メートルのバーディチャンスにつけたがこれを決められずお互いパー。オバーホルザーが、2ホール目の16番で右のラフからグリーン手前のバンカーに入れる間に、シンドラーは10メートルにキッチリとパーオン。オバーホルザーが3メートルのパーパットを決められず、2パットで収めたシンドラーに、勝利の女神が微笑んだ。
「本当にスリリングで、現実なんだと思うまで時間がかかったよ」と、371試合ぶりの優勝に感慨深げなシンドラー。46歳の復活劇の前に29歳のオバーホルザーは涙を飲んだ。
2日目を終えて首位に立ちながら、3日目に崩れたタイガー・ウッズ(米)は、68で回りプレーオフには1打足りなかったものの、3位タイと巻き返した。「今日はパー5でいいプレーができなかった。でも、優勝が狙えるところまできたことが大切。大事なところでパットを決められたしね」と明るい表情を見せたが、世界ランク1位のセリフとしては少々寂しい。
タイガーと同じ3位に日本でもお馴染みのカルロス・フランコ(パラグアイ)が入り、マスターズ王者のフィル・ミケルソン(米)は通算9アンダー5位タイ、世界ランク2位のビジェイ・シン(フィジー)は通算7アンダー10位タイに終わった。
日本勢は、丸山茂樹が通算1オーバー56位タイ、田中秀道は80の大叩きを演じ通算12オーバーで出場72人中最下位で大会を終えている。