アニカ逆転! 通算51勝目
USLPGAツアー
強い女王が、恩返しの逆転優勝を見せた。
米女子ツアー、LPGAコーニング・クラシック最終日(現地時間30日、ニューヨーク州コーニング、コーニングCC)は、試合巧者らしいプレーでアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、前日首位のミシェル・エスティル(米)を逆転。通算18アンダーで2位タイに2打差をつけてツアー通算51勝目を飾った。
楽な勝利ではなかった。前半、アニカは思うようなプレーができず、6番を終わったときには、ツアー2勝目目指して逃げるエスティルに4打差をつけられていた。
だが、ここからがアニカの真骨頂。諦めることなく冷静だがアグレッシブなプレーを続ける。8番でエスティルがボギーを叩くと、直後の9番ですかさずバーディを獲り、一気に差を2つに縮める。ここからは10番、12番、14番、16番と怒涛の4バーディ。攻め続けるエスティルの夢を打ち砕き、ひたすら勝利へと突っ走った。
実はアニカと今大会の間には、昨年来の因縁があった。昨年、男子ツアーのバンク・オブ・アメリカ・コロニアルに出場した際、同週開催の今大会がそれを容認。アニカはお陰で何の憂いもなくプレーに専念できたのだが、それについて周囲は放って置いてはくれなかった。その矛先は、自らのホームツアーに不義理だったアニカはもちろん、「それで文句を言わずに何でスポンサーなんかやってるんだ」と大会スポンサーにも向けられ、気まずい空気が流れていた。
だが、今年、ここに出場することでアニカはそれを一蹴。優勝して大会の名を世間に知らしめることで、自分の夢を後押ししてくれた大会に見事に恩返しした。