V.シン快進撃! 『63』で首位奪取
USPGAツアー
世界ランク2位の座を先週アーニー・エルス(南ア)に奪われたビジェイ・シン(フィジー)が逆襲に転じた。
米男子ツアーのビュイック・クラシック(ニューヨーク州ハリソン、ウェストチェスターCC)は現地時間の10日、第1ラウンドの競技を終了。初日のこの日4連続を含む9バーディ(1ボギー)を奪ったシンが8アンダー63で単独トップに立った。1打差の2位に今季米ツアー本格挑戦1年目のフレドリック・ジャコブソン(スウェーデン)が続き、5アンダー66の単独3位に44歳のベテラン、デビッド・フロスト(南ア)がつけている。
「ショットの調子はずっと良かったんだ。でもここ数週間、パットがすべてを台無しにしていた。でも今日は全パット危なげなかった。タップインバーディも多かったしね」と、久々の上位発進にご機嫌のシン。先週メモリアル・トーナメントでアーニー・エルス(南ア)が優勝し、それまで死守して来た世界ランク2位の座を明け渡したことは、「タイガーを抜いて世界ランク1位になる」と公言してきたシンにとって、屈辱的な出来事だったに違いない。メジャー第2戦の全米オープンを翌週に控えた今、シンにはこの大会で今季4勝目を挙げることしか眼中にない。
一方「世界ランクよりメジャーが大事」と言うエルスは3アンダー68でデービス・ラブIII(米)らと並び13位タイからのスタート。マスターズでメジャー無冠を返上したフィル・ミケルソン(米)は2アンダー69の平凡なスコアで28位タイにつけ、「ショットがピンに絡まなかった。大きなミスをしなかったのが救い」と2日目以降の巻き返しを誓っていた。
日本勢は奮わず、丸山茂樹が3オーバー74を叩いて130位タイ。宮瀬博文はそれより悪い4オーバー75で138位タイと出遅れた。なお田中秀道は初日スタートをせず棄権。腰痛を抱えているだけに来週の全米オープンでの戦いが心配される。