9年前の雪辱を誓う世界ランクNo.1のタイガー
USPGAツアー
世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が、全米オープン(現地時間17~20日)今年度の会場シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)に9年前の借りを返そうと乗り込んできた。
95年に同コースで開催された全米オープンに、アマチュアとして初めて出場したタイガーだったが、難コースに苦しんだ挙句に手の靭帯を痛め、棄権を余儀なくされている。それだけに、世界一強い男として戻ってきた今年こそ、コースに打ち勝とうと練習ラウンドに余念がない。
「あの時は、手が痛くてクラブを持てなくなって棄権しなくちゃならなかった。でも、初めての全米オープンで、何人かのメジャーチャンピオン達と練習ラウンドをするという素晴らしい経験もできたし、一生忘れられない」と、当時を振り返るタイガー。コースをじっくりと見て「風が吹けば我々にとっていい試練になるだろう」と、リンクスでの戦いに備えている。
2002年の同大会以来、メジャータイトルから遠ざかっている理由については「フェアウェイはより狭く、ラフは長い上に、グリーンが速い。コースが以前より難しくなっているし、選手層が厚くなっている。普通のトーナメントの予選カットラインは高くなり、ベン・カーティスやショーン・ミキールのようにいきなりメジャーで初優勝する選手がいることでもわかるように、フィールドが厚く、用具の発達もそれを助けている」と分析。その上で、スランプが囁かれる自分自身については「問題なんかない。今年に入っていくつか素晴らしい進化を遂げているし、それについてエキサイトもしている。パッティングだってずっといいんだ」と好調さを強調した。
フィル・ミケルソン(米)がマスターズでメジャー初Vを飾り、アーニー・エルス(南ア)も、ここへ来て調子を上げている。初メジャーを狙うセルヒオ・ガルシア(スペイン)も、先週のビュイック・クラシックで今季2勝目を挙げており、復調著しいベテラン、フレッド・カプルス(米)も不気味な存在だ。
ライバル達の動向をよそに、タイガーはいつものようにメジャー直前は試合を休んで調整し「早いうちに練習して、心と体をリフレッシュさせた」と、準備は万端。何としても2年ぶりのメジャータイトルを手にする構えで大一番に臨む。