タイガー、メジャー8大会連続無冠が事実上決定
USPGAツアー
今回もタイガー・ウッズ(米)が優勝争いに絡むことはなかった。
第104回全米オープン3日目(現地時間19日、ニューヨーク州シネコック・ヒルズGC)、首位と7打差の18位タイからスタートしたタイガーは、3オーバー73を叩き通算4オーバー19位タイに止まり、メジャー8大会連続無冠が事実上決定した。
だが内容的には、1日のうちに悪夢とミラクルが同居し見せ場を作った。まず悪夢は10番パー4。グリーン手前からの上りのアプローチが2度も傾斜に食われて足下まで転がり落ちるアクシデントでダブルボギー。ミラクルは最終18番ホールで、ピンまで残り95ヤードの第2打を、サンドウェッジで直接カップに捩じ込みイーグル奪取。グリーンを取り囲んだギャラリーを大いに湧かせた。
このミラクルには帯同キャディのスティーブも、「やっと来たか!」と破顔一笑。「(ホールアウトしてしまったんだから)もうキャディはいらないだろう」とばかりタイガーにキャディバッグを押し付けて担がせる一幕も。
持ち前の強運を最後の最後で見せつけた恰好だが、時すでに遅し。イーグルを奪ってもなおトップとの差は9ストロークと開いたままだ。「今日(3日目)ビッグスコアをマークできれば、いいところまで行けると思ったんだけれど…。パットが入らな過ぎだった。全体的には悪くないので、最終日はいいショットを打って、パットを決める。それしかない」と淡々と語ったタイガー。
もし明日世界ランク2位のアーニー・エルス(南ア)が優勝し、タイガーが7位以下ならいよいよ99年から守り通してきた世界ランク1位の座を明け渡すことになる。崖っぷちに立たされたタイガーは、果たして最終日どんな戦いを見せてくれるのだろうか。